美味本

​まな板の上の旬
ぽぽぽん

和食福岡市博多区

旬に込めた職人の手技と 繊細なおもてなしに 酔いしれる贅沢

野菜の旨味と存在感に
舌鼓を打つ懐石料理

都心にありながら喧噪から離れ、大切な人や気の合う仲間と心穏やかに美食を味わいたい。そんな大人の願いを叶えてくれる、とっておきの店がある。それは、『まな板の上の旬 ぽぽぽん』。薬院六ツ角から1本入った静かな路地に暖簾を掲げる和食料理店だ。2011年のオープン以来、〝おもてなしの店〟として評判を集める。店内には和風庭園に臨む個室をはじめ、茶室を模した個室やライブ感あふれるカウンター席が用意され、落ち着いた和モダンの雰囲気が漂う。
侘び寂びを感じながら愉しむのは、糸島産の旬野菜を中心に構成した懐石料理のコース。海と山に囲まれて育った糸島野菜は色が濃く、旨味が強いと定評がある。その特徴を引き出すべく、種類ごとに火の通し方やダシを変えて、主役級の味に仕上げてゆく。まず、この珠玉の味を彩り豊かな野菜で盛りつける『前菜』で堪能してほしい。
脇を固める食材にも一切の抜かりはない。朝倉産の古処鶏(こしょどり)や阿蘇の赤牛、地元・長浜直送の鮮魚といった九州産の厳選素材が、料理の数々に華を添える。佐賀県産「さがびより」といったブランド米を土鍋で炊き上げ、出来立てを供することもこだわり。季節によっては炊き込みご飯になることもあるという。
コースは季節を感じる月変わりの懐石料理をはじめ、お昼限定のランチ懐石や、河豚料理、すっぽん料理も用意する。お子様の誕生を祝う『お食い初め膳』や、お祝いごとを演出する『祝い鯛造り』といった人生の節目を彩るメニューも。有田、伊万里、波佐見などの名釜で焼かれた器も揃い、目と舌を喜ばせてくれる。「旬の料理に舌鼓を打つ」を由来とする店名の通り、野菜の美味しさと繊細なホスピタリティに感動しきりだ。

調理の様子を間近で見られるカウンター席は、同店の隠れた特等席。鮮やかな職人の手技にほれぼれと見入ってしまい、思わずお酒が進みそう

6500円の懐石コースの一例。先付、前菜から始まり、お造り、椀物、焼物、天ぷらといった見た目にも美しい料理を堪能。内容や品数は、季節やその日の仕入れ、お客の好みによって変更

6名まで利用できる個室『秋桜』。小さな池や雪見灯籠が配された中庭に面する。花の名前が付けられた個室には全8室

藁焼きで香ばしく燻された皮と、引き締まった身が絶品の『本鰹の藁焼き』。傍らには、ベビーリーフやマイクロ赤しそ、水菜といった糸島野

SHOP INFO

​まな板の上の旬
ぽぽぽん

  • 住所:福岡市中央区薬院2-14-29 1階
  • TEL:092-717-5646
  • 営業時間:12:00~15:00(OS14:00)/ 17:00~22:30(OS21:30)
  • 定休日:不定
  • 席数:カウンター6席、個室(半個室)8部屋
  • 駐車場:なし
  • カード: 可
  • URL:http://popopon.jp